謎の毒ガスが下に沈殿して逃れる術は上のみという設定だけは「ザ・ミスト」に似ているなと思いました。
ただこちらはややコメディ寄りなので底抜けに暗い感じではなく、軽い気持ちで観れる小気味良いパニックアクションといった印象です。
ヒロイン役の女優さん何処かで見た事あるなと思ったら少女時代のユナさんでしたか。演技してるのは初めて見た気がしますが、キュートさが全面に出ていて良い感じ。コメディタッチなのでそういう演技指導かも知れませんが、ちょっと演技が大袈裟感はありました。
ちょっと華奢で元ボルダリングの実力者には見えないのが残念。
主人公の得意な事や社会の中で家族の中での立ち位置をしっかり見せる為にこの手の映画にしては導入は長い。
コメディタッチではあるけど、パニック映画としての悲惨な状況はちゃんとあって締める所は締めてる感じですね。
タンク車両の大きさと毒ガスの量が合ってなかったり、今時のビルにそんな都合のいい出っ張りないでしょとかツッコミどころは多い。
ツッコミどころなのかお国柄なのか分かりませんが、韓国って地下鉄の駅に防毒マスクを常備してるの？
あと心配なのは分かりますが、家族がちょっとうるさい(笑)
緊迫感は薄れるが体重の件や重りの件など笑いどころには事欠かなくて飽きない感じ。ボルダリング＋パニックアクションはなかなか相性がよくアクション的な見栄えもあって面白い。
かなり都合の良い展開ですし、コメディタッチの部分は好き嫌い分かれそう。「タワーリングインフェルノ」のような真面目なパニックアクションではないので。
うだつの上がらない男が一転ヒーローになる感じは良く、個人的には楽しめた作品でした。
まとめの一言
「ハニーと呼ぶんじゃねえ！」
