電気羊

EXITの電気羊のレビュー・感想・評価

EXIT(2019年製作の映画)
3.8
毒ガスから逃れるため高層ビル間を渡っていくディザスター・パニック・アクション。
これはビビるが面白かった。俺は筋トレは懸垂とスクワットしかしないのだが、ベンチプレスなどいらん懸垂だけで十分だと思わせてくれる映画だった。

大学の登山部の腕を鳴らした主人公は、就職できず日夜懸垂に明け暮れる日々を送っていた。

そんなある日、祖父の古希の祝賀会をあるホテルで開催することになる。出席した主人公は、そのホテルレディとして勤めている登山部の後輩で、心を寄せていた女性と再会する。

その時、ホテル付近の科学研究所で数百億円の特許料を巡り敗訴した元研究員が、逆恨みの末に毒ガスを町中に噴出させたとのニュースが流れる。
毒ガスは空気よりも軽かったため、主人公たちのホテルにも上昇してきており、主人公一行は難を逃れるためホテルの屋上へと逃げることにするが、途中、屋上へのドアが施錠されていたため、主人公はロッククライミングの要領で壁を伝い屋上へ上がりドアを解錠する。

救助ヘリにより主人公と後輩以外は先に救出されるが、残った二人の元へ毒ガスが迫りつつあった。
二人は力を合わせ高層ビルの間をロッククライミングやロープを渡し、セーラーやモンキー渡過で渡っていく。このシーンの描写が落ちれば死あるのみでマジでビビる。高所恐怖症の人間は失神レベル。

いくつかのビルを渡過した後にも、最後のビルにも毒ガスが迫ってくる。市民たちのドローンによりさらに高いビルへとロープを掛けることに成功した二人は、カラビナを使い滑空していくのだが、途中で二人の重さのため滑空はとまってしまう。万事休すに思われたその時、九死に一生を得るため、ロープを切断し反動でビルに飛び移ろうとするが、二人は落下。
あわや転落死かと思われた二人であったが、近くで工事中の高僧クレーンにひっかかり助かったのであった。

高いところから下を見ると吸い込まれて落ちそうになるから恐ろしいんだよね。あー怖かった。
電気羊

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