お気に入りのパニック映画がまた一本増えた。
事件の原因の説明なんかはサクッと終わらせて、毒ガスが迫ってくるから逃げなくちゃ！というスリルに全振りしてる感じだから余計なことを考えずに夢中で観れた。
冒頭20分が退屈という意見もあるけど、親族一同のキャラ説明や主人公がいかにダメなやつかというのがしっかり描かれていたから、その後のスピード感のある展開の中でも感情移入がしやすくて良かったと思う。
パニック系にありがちな、うだつの上がらない主人公が有事に覚醒して活躍する系ではあるんだけど、この映画の良いところは主人公がふとした場面でダサい部分も相変わらず見せまくっている点で愛着が持てる。
他にも家族愛・恋愛・ヒロインに言い寄ってくるウザい男など、ハリウッドのそれ系でもよく見られる要素においても、味付けが韓国っぽいハッキリした感じで新鮮味があった。
題材にしては不幸な描写が少なめなのも鑑賞後の余韻が爽やかで良い。
