あさ

ガリーボーイのあさのレビュー・感想・評価

ガリーボーイ(2018年製作の映画)
4.0
現実的な夢なんて見ない
現実を変える、夢に合わせていく

仕事終わりに長尺キツいか?と思ったけど今日がために溜めたガリーボーイを見る気分の日だった。最高だわ。だから観たいと思った時に映画館行けよな、とまた後悔したけど、家じゃなきゃ踊れなかったから良かった(?)。インドの映画館では踊れる文化があるけど、今までの踊るインド映画とはひと味ふた味違う感じ。

ムンバイ版 8 Mileと残してる方がいたけど本当にそれ。だけど、英語とはまた違うラップのカッコよさ、背景。ラップってすげ〜な、とまた改めて。こんなに力強く訴える文化って。

想像以上にインド社会の格差が根底にあって、腹立たしく思う保守的考えの裏にあるのもまた社会の闇。腹立つ!では終われなくて、人を保守にして苦しめているのは大きなシステムなんだと気付かせてくれる。

映画としてすごく面白かったし、これを作れるインドすげ〜としか思えない知能指数3の人間。いや面白かった。なんか今の自分に沁みた。冒頭はウエストサイドストーリーが始まったかと思った。
あさ

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