めちゃくちゃいい。期待値高かったけど応えてくれた。
ヒエラルキーも性差も人種の差も全部ぶっ飛ばす。凝り固まった価値観ひっくり返す。それこそHIPHOP。ひいては音楽、アートってもの。
ファック金持ちなイズムは『ジョーカー』とも通じるけど、病み切って銃で人殺しちゃうんじゃなくて、音楽が抑圧された魂を救済し芸術に昇華させる。それが似た境遇の人から人へと伝達しさらに救っていく。銃の代わりにマイクを持つ。持たざる者が持つ音楽。
長尺だけど全く飽きない。あと20分長くてもよかったよ！それでも全然付き合ったのに！とみんな思ったと思う。
せいこうさん監修の字幕が素晴らしかった。歌詞の意味をちゃんと追いながらその中でできるだけ日本語としても韻を踏んでて、そのおかげで自然にノレたというのはすごく大きかったと思う。
19/10/30追記：
ベースはちゃんとインドのミュージカル映画。その上に『8mile』『ロッキー』『シング・ストリート』『イエスタデイ』『スラムドッグ＄ミリオネア』……
