きー坊

ガリーボーイのきー坊のネタバレレビュー・内容・結末

ガリーボーイ(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2020年44本目。ムンバイを拠点にしているラッパーの自伝的な映画という触れ込みが気になってたものの、劇場公開を逃したので、やっと鑑賞📽

スラム出身で、親の期待を背負い大学に通う主人公・ムラドが、フリースタイルラッパーのMC sharに出会い、フリースタイルラップバトルに挑むというサクセスストーリー。
インド映画でラップが劇中で流れること自体が珍しく感じたので、見ていて面白かったし、色々考えることも多かった。

【印象に残ったポイント】
1.ヒンディーラップ
ヒンディー語は分からないんだけど、ビート無しのフリースタイルラップはどうのればいいか分からなかった。だけど、ビートありだと洋楽のヒップホップ聞いてるのとそこまで大差なかったのでノリやすい😇どこでどう韻を踏んでるか分からないんだけれど💬

2.ガリーボーイのMV撮影
ムラドにとって転機となるシーン。調べてみると、スラム街で撮影していたシーンには、現地のラッパーも参加していたようなので、ムラドやMC shar以外の人もヒップホップっぽいノリ方、ダンス(?)をしていて見ても聴いても満足できるシーンだった🤓

3.愛人も同居(?)
1番理解に苦しんだ感覚がまさにこれ!ムラドの家はムスリムの家だし、男性主導とか一夫多妻制とかがあって愛人同居(?)が成立してたんだろうな思いながら見ていた💭
ムラドのお母さんは、やり切れない感情をところどころで爆発させているのが悲しい。自分がもし同じ立場にあれば、いくら社会システムで一夫多妻とか認められていたとしても、自分の存在意義を認めてもらえてないようで悲しくなる。

4.否応なしに痛感する格差
裕福な人しか入れない高級クラブから流れる音楽に惹きつけられるように、クラブに向かって歩き出すムラドだけど、結果的に格差を痛感してクラブには入れない。その後に書くリリックからは、ダイレクトに吐き出された感情が乗っかっているようで、ヒリヒリとした感覚を覚える。

自分の置かれている現状に甘んじるのか、腐らずに変化を求めて動くのかは自分次第であること。言葉で自分の気持ちを表現することで、大なり小なり変わることをムラドから教えられた✍️

自分の置かれている状況に納得がいかず、歯痒さを感じている人、変わりたいと願うものの踏み出せない人に勧めたい1本🎬