ガリーボーイのネタバレレビュー・内容・結末

「ガリーボーイ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

悪くはない。
あらすじ読んでインド版エイトマイルみたいな感じかなと思って見てみたら案の定そんな感じだった。しかし正直エイトマイルの方が面白かった。

エイトマイルを見たのはだいぶ前なので記憶は曖昧だけど、カタルシスの部分で描くべきものはやはりエイトマイルの方が描けていたと思う。

自分がインドの言葉がわからないからかもしれないが、主人公のラップのどの部分が周りのラッパーより秀でているのかよくわからないので、なんだか主人公に都合の良い世界のように見えてしまった。MV撮影のシーンはインドだけあって見てて楽しかったが、それ以上の物語的意義が薄い気がする。
特にこの作品では、ラップの楽曲に焦点を当てているので難しかったのではないだろうか。楽曲に焦点を当てるのは良いが、途中でラップバトルの方も要素として入ってくるので、何か色々中途半端な印象になった(ラップは楽曲とバトルで正直ほぼ別物だから)。エイトマイルは始終ラップバトルの方に重きを置いていたので、見やすかったから、その差かなぁ・・・。

エイトマイルは、最後のバトルで、因縁の相手がディスってくるであろう部分を全て自分でラップし、そこを自己肯定する流れにアツさがあった。それにエミネムが現実の世界でラップスターであることが有象無象と比べての違いの表現として何よりの説得力となっていたと思う。今作の主演の人はラッパー・・・なのかな。すみませんその辺がわからないで感想を言っています(あくまで主観なので許して・・・)。

主人公と、犯罪まがいのことをしている友達の獄中での友情シーンは良かった。「俺はこんな人生だ。だがお前は違うだろ?」みたいなセリフはやっぱりツボだ。でも罪はちゃんと償ってください。
友情、恋愛、家族愛が詰まってて見応えがあった。

8Mileはラップに重点が置かれていたが、この作品はヒューマンドラマに重点が置かれているように思えた。

ラップバトルは盛り上がりどころが正直分からない部分もあったが、歌詞に込められた想いは十分伝わってきた。

イヤホンを付けると周りの喧騒が消えて音楽が鳴り響く演出が良かった。
男も女も、音楽も、貧富も、色んな角度から見えてきて説得力があった、良かった
それがインドなのか
それでも、勝者の裏にいる敗者をどう受け止めるべきか戸惑ってしまう気持ちもある
勝ち上がることが目的になってしまうのは嫌だ
音楽は声を与える
ただ、皆が求め、必要とされているものが彼であった、と
観てよかった!ラップかっこいい。ヒップホップは人の心を動かす、を体現していました。
会社に来たムラドに「チャンスを逃すな」といった伯父に「ありがとう」といって会場に向かうシーンは皮肉が効いてて好きです。葛藤や軋轢がありながらも夢を追う姿はやっぱり最高にかっこいいです。最後の、両親がステージ上のムラドを見つめてるシーンでは胸がいっぱいになり泣きました。
周り、特に親から理解されないことをやり遂げるのは相応の覚悟や力がないと出来ませんが、それをやってのけたムラドに勇気をもらえました。素敵なストーリーでした。
面白かったです。
スラムに住む大学生の青年が家族やカーストのしがらみと戦いながらラップを頑張る姿が気持ちよく描かれています。

主人公ムラドの詩を書き留めているノートにエミネムの雑誌の切り抜きが挟んであったので、インド版8mileということなのでしょうか。
ムラドが敬虔なムスリム信者(お酒を控える等)や家族を大事にする姿はかなり好感が持てます。
エンディングのNasとDIVINE、Naezyのコラボ曲はめちゃくちゃかっこいい!

NasプロデュースはNetflixのオリジナルドラマ「ゲットダウン」に続き2作を見たが、どちらも面白いので今後も注目していきたい。
インド映画は相変わらず長いな…
男の顔は微妙だけど女の人みんな綺麗すぎる。
女性蔑視、格差社会はインドはまだまだ酷いよな…
ラップ想像以上にかっこいい
フルスイングした彼女ナイスって思った。
GULLY=イギリス若者のスラングで「暗いストリート」の意。本文では「路地裏」と訳されていた。

主人公のムラドは、まさにそんなGULLYに暮らす大学生。最低限の設備だけがある狭くて暗い家に、母と弟、祖母と父、それに加えて後妻(イスラム教なので重婚可能)までもが集まって生活している。

母は父に召使いのように扱われ、家は地獄の様相。抜け出そうともがく友人は犯罪に手を染める。使用人の子は使用人にしかなれないという社会の常識。それらすべてが、ムラドから希望を奪っていた。

そんなとき、大学のお祭りで、ヤジをものともせず、むしろ自分の音楽に活用してしまうラッパー・DJシェールと出会う。
この物語は、そこからムラドがラップを通して「自分に価値はある」と言い切れるようになるまでの姿を描いたサクセス・ストーリーだ。

おそらく、根幹にあるのは格差に対する問題提起と、貧困にあえぐ人達に向けた力強いエール。

ネット環境もない、衣食住すらままならないムラドと、医大生でiPadを持っている彼女の対比や。スラムツーリズムに来て人の家を好奇に満ちた目で見る欧米の富裕層、年は同じくらいなのに、自宅の居間ほど広い風呂…など、ムラドの目から見た格差がこれでもかと描かれる。

「誰か救って格差という虚無
この世の物語誰が糸を持つ」

という歌詞がすべてを物語っていた。

しかしそこはインド映画。こちらの期待を裏切らない超気持ちいい展開が待っている。ラップを通して自信を身につけていくムラド。そこには生まれや資産なんて関係ない。

最終的に、抑圧的な父親に、ラップバトルで鍛えた「自己肯定跳ね返し力」で「俺には価値がある!」「現実を見ろと親父は言うけど、俺はその現実を変えてやる!」「この状況から抜け出せない、というのは単なる親父の思い込み」と言ってのける。

このシーン、最高に気持ち良かったなぁ〜!
自分の現状を呪うすべての人への、監督から(脚本家から?)のエールだと感じたよ。

罵り合うラップ、怖いものって印象が強かったけど、お互いの自己肯定感バトルみたいなものなんだなって思った。もしかしたら今の私に一番必要なものかもしれない。

ほかの口コミ見てたら、サフィナ(ムラドの彼女)苦手!って意見がちらほらあったけど、私はとても好きだった。サフィナと見合いして「ムラドに連絡しなかったらお前と結婚する」とおどされたムラド友が、「あいつと結婚したくないから連絡してくれよ〜」とムラドに泣きつくシーンは思わず爆笑してしまった。笑

ちなみに、私はラップがそんなに好きではないので、劇中音楽も好きじゃないかな〜とか思ってましたが、普通に優しい曲とかインドっぽい陽気な曲とかあってそれも良かった。
Nasプロデュースで気になって見てみた

サイファー初参加でも茶化さないみんな優しいなあ

空の瓶を女の頭めがけて タイミングよく振る渾身のフルスイング したヒロインの女の子が1番強い、mscじゃん
インドの身分制度、格差社会は本当に厳しいなぁ。
でもヒップホップが1つの希望になってるというのがよくわかる映画だった。
最後のスラムでの子どもたちとの交流や、コンサートに両親が来てる場面は胸熱。
何回目かの鑑賞をムービープラスの無料視聴で。

インド社会で問題とされているあらゆることがバランスよく描かれている。

格差ゆえに夢を見られない人生の閉塞感を、ラップと出会うことによって自分を解放していく主人公のムラド。窒息するような生活の中で自分の存在価値を友人のシェール達が認めてくれることにより、生きていく光を見つける。

一方ムラドの彼女は親の決めたレールを歩むことしかできない人生を送っており、唯一の外とのつながりがムラドであり、そのムラドに近寄る女は大好きなおもちゃを取り上げられそうな子供のように癇癪を起こす。バスで1つのイヤホンを2人で聴くタイトルの映像を始め、2人の「好き」の表現がとてもいい。手を伸ばせばそこにお互いがいる。

DVそのものという父親すら、格差社会の被害者なのかもしれない。現実に叶えられそうな夢しか見ない、身の丈に合った生活をするという年の功から学んだ父の夢は若い妻を持つことだったのか?貧しくても2人妻を持つことは可能なのかな。

他の登場人物達も、お金持ちの娘ですら何かに悩み、涙を流す。人生に必要なものって何だろう。
悪友役も良かったな。生き様は真っ当ではないけど友情は守る。
泣けてくる。

ムスリムの生活様式が色濃く描かれているところも興味深かった。ラップというとちょっと悪いイメージがつきまいといがちが、ムラドはお酒も飲まないし礼拝もきちんとする敬虔なイスラム教徒だ。

そしてともかく音楽がとても良い!そしてかっこいい。
ヒンディー語とラップとの相性の良さをこの映画で知った。
路地裏でのPVは歌、振り付け、カット割、編集、すべてが最高。
そして俺たちの時代が来る!からのラストは観ていて痺れるし、一緒に歌いたくなる。

日本では「夢」なんて言うと嘘くさいイメージがつきまいがちだが、インドという超格差社会で生きていくには自分が自分でいられる何かが必要なのかもしれないと思った。
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