城定秀夫監督作という点以外、まったく情報を入れずに観た。何が一番ビックリしたかって、ロケ地が思いっきり地元だったってこと。俺行ったことあるぞあのスタジアム。
内容も素晴らしくて、要は『桐島』や『のぼる小寺さん』的話。風の使い方なのか、舞台がスタジアムから全然動かないし、野球のシーンはないのに、映画が一気に動きだし、端の方が、真ん中と一体になった瞬間を完璧に描いてて、やっぱ城定監督すげぇって思った。
台詞回しに所々違和感があったんだけど、高校演劇が原作と知って納得。「え?今の何の時間だったの?」とか、「進研ゼミ」の下りとか、何というか、良い意味で高校生っぽいギャグだなと思った。映画オリジナルかもしれんけど。帰って秘宝読みます。