蛙ドーナツ

その瞬間、僕は泣きたくなった CINEMA FIGHTERS projectの蛙ドーナツのレビュー・感想・評価

4.0
5話目の小林直己の話が神。
行定勲監督、You、凄いな……!
You(行定勲&小林直己)、めちゃくちゃリスペクトだよ!
あと隆二さん、良かったよ!
茫洋とした、行き場のない現代の青年を上手く演じてたと思う。
こういう役に上手くハマらせた監督の技巧が光ってて良かった。
最後まで傍観者で終わるのかな、と思ったけど、ちょっとだけ立ち上がることが出来て良かったね……。
ほかの話は覚えてないです、ごめんね。

とにかく5話目の『孤独さ』の描き方が秀逸。
観てるだけで泣きたくなるような孤独さが小林直己の背中から滲み出てる。
凄い役者だと思うよ、もっとハリウッドでも活躍して欲しい。
演技力が凄い!って訳じゃないけど、とても哀愁を帯びた雰囲気の出せる役者だと思う。

老いた売春婦とヤクザの元締めの恋物語……って、めちゃくちゃfam(EXILEのファンのことをそう呼ぶのだ)需要なさそうな短編だけど、直己演じるヤクザの男の心の寂しさや売春婦の孤独さが共鳴し合ったのだな……と思って、めちゃくちゃしみじみしたし、あと、最後のシークエンスに痺れた。
恋なのか、親子なのか分からないけど、とにかく繊細で美しい輝きがこの二人の中だけあったのだな……というあたりが最高。

5話目の長い感想文の手紙をLDHに送ろうかと思ったけど、なんかそれをやると不審者みたいなんでやめておきます。

それにしても、二宮くんの結婚でお相手の方が口汚く貶されてるのを見て、アイドルというものを通じて、明日も頑張ろーという気にならずに、呪詛るのは人間、まさに地獄に堕ちたも同然なので、カエルさんは好きなアイドルが結婚しようと自分の理想からはずれようとも、楽しいサービスを受けたことに感謝して、呪詛ったり絶対にしないでおこうと思いました。(宣誓)

LDHにしても、ジャニーズにしても、アイドルの子たちはみんな『キラキラした輝きを見せてくれる赤の他人』であり、お金を払って得たサービスは『その子の人生やプライベート』にまで食い込んでないことを忘れちゃいかんよ。
どれだけファンサされようと、認知されようと、君自身が橋本環奈や横浜流星レベルのイケメンや美女でない限り、何一つ人生の重ならない赤の他人で、全く関係ない人生を歩む人たちなのだ……。
アイドルサービス業には、『結婚しない』『プライベートを切り売りする』などの販売項目は含まれてないのだ……。

嫌いになったり、苦手になったら、アイドルから離れて、簿記二級試験や英検準一級でも取ることを目標にするといいのだ……、そんなことをカエルさんは思いました。

そんな訳で、小林直己さんが結婚したら、三日ほど泣いた後、心からおめでとう!!!🎂🎂🎂と言えるfamでいますよ、カエルさんは……!
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