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ホドロフスキーのサイコマジックの8823のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ホドロフスキーがサイコマジックとやらでお悩み解決する話。かなりぶっ飛んでるけど共感できたエピソードは、欝に悩む老婦人に21日間近所の公園の木に水をあげさせるやつ。他人も自分も頑なに拒絶していたけど、水をやることで木の一部になる=他者との関わり合いで自分も他者も作られるのだから他者なんてものはないって理論は納得。
ソーシャルサイコマジックとして取り上げられてた、ゲイカップルがタンスを燃やすシーンを観て、ホドロフスキーのサイコマジックはとんでも療法多めだけど、案外日常にも存在しているのかも。
全身金塗りで吃音治療した人を見て、町中にいる変わった方もサイコマジック中なのかもしれないと思った。
経血で自画像描けってのはさすが…としか。エンドレスポエトリーの好きなシーンが多く出てきて、ホドロフスキー過去作振返り映画としても良かった。あと作品作りそのものがホドロフスキーにとってのサイコマジックなのかも、もと感じた。
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