2025年、コペンハーゲン。爆破テロ事件から1年後。移民排斥を訴える極右政党・国民英雄党が台頭し支持率を上げていた。アラブ系移民の息子・ザカリアは対抗する過激派組織に参加し、党首暗殺を企てるが…。
ノンフィクションかと思うくらい淡々としていてリアルだった。
こんなこともう普通に起きてるんじゃないのかな。
移民問題をここまでストレートにこちら側に突きつけてくる作品って珍しい気がする。
自分ならどうする？と思ったけど、極右政党を支持してしまいそうで怖い。無条件で移民を受け入れてあげたいけど自分の生活が危うくなることに耐えられるだろうか。
もちろん国を追われた人は本当になんにも悪くない。
でも彼らが来たことによって、治安が悪くなった自分の国。
共存はとてつもなく難しい。宗教の問題もあるし、問題だらけでどこから手をつけたらいいかわからない。
無条件に仲良くできないことが悲しい。
共存は一生無理なのかな。何かお互いが歩み寄れる方法があるはずだ。きっとどこかにひとつくらいはあると思うし、あってほしい。でも誰にもその方法がわからない。
途中で主人公が変わるんだけど、この問題をより一層複雑なものだと示しているところがこの作品の核になっていると思った。
119分があっというまで見応えのある作品だった。
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2024/𝒩𝑜103◡̈✧🌛☽･:*
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