けいこ

権利への階段のけいこのレビュー・感想・評価

権利への階段(2017年製作の映画)
3.8
2017/ベルギー/115分

ヘレナ・ボナム=カーター
ヒラリー・スワンク

実話もの。またもや。
アメリカ「エレノア・リース判決」、統合失調症患者らが同意なき投薬を拒否する権利を戦った二人のお話。

邦題の固いイメージほど裁判シーンはなくて、弁護士コレットと依頼人エレノアに友情が芽生えるまでが軸。

統合失調症者役エレノアを演じるヘレナ・ボナム=カーターがとにかくお見事!!!
毎度癖のある役を違和感なく演じるよねェ。

わがままな患者から、だんだんチャーミングになっていくから不思議。

生き方に気を弛めることを知らないコレットに優しく語りかける。

後半の二人の関係がすごく良くて、最後は切ない。

原題の「55 Steps」は裁判所の階段の数。
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