権利への階段の作品情報・感想・評価・動画配信

『権利への階段』に投稿された感想・評価

けいこ

けいこの感想・評価

3.8
2017/ベルギー/115分

ヘレナ・ボナム=カーター
ヒラリー・スワンク

実話もの。またもや。
アメリカ「エレノア・リース判決」、統合失調症患者らが同意なき投薬を拒否する権利を戦った二人のお話。

邦題の固いイメージほど裁判シーンはなくて、弁護士コレットと依頼人エレノアに友情が芽生えるまでが軸。

統合失調症者役エレノアを演じるヘレナ・ボナム=カーターがとにかくお見事!!!
毎度癖のある役を違和感なく演じるよねェ。

わがままな患者から、だんだんチャーミングになっていくから不思議。

生き方に気を弛めることを知らないコレットに優しく語りかける。

後半の二人の関係がすごく良くて、最後は切ない。

原題の「55 Steps」は裁判所の階段の数。
のんchan

のんchanの感想・評価

4.5
Filmarksやってなかったら出逢えなかったと思う、日本未公開の大感動の伝記物語🥺
このジャケのヘレナ・ボナム=カーターを見かけただけで吸い付けられた💫

投薬で後遺症を負った女性が病院と闘う姿を描く。アメリカの精神科医療を改善させるキッカケになった『エレノア・リース判決』に基づく実話の映画化❗️

監督は『ペレ』『愛と精霊の家』『マンデラの名もなき看守』等、名作が多いデンマーク🇩🇰のビレ・アウグスト。


1985年、サンフランシスコの聖メアリー病院で妄想型統合失調症と診断されたエレノア・リース(ヘレナ・ボナム・カーター)は、入院中に同意のない薬の投与を何度も受け心身に深い障害を負ってしまう。
エレノアは病院の公衆電話から「患者の権利を守る会」に助けを求める。
そこにやって来たのは、10年間看護師をしていて2年前に弁護士になったコレット・ヒューズ(ヒラリー・スワンク)だった。
2人は裁判を通して友情を深めていく。その過程がとても丁寧に積み重ねられている。

エレノアは口は悪いが、人の為に心底祈る信仰心の強い心優しい女性。
コレットは休みなく1日20時間仕事する完璧主義者。ストレスで帯状疱疹になっても仕事を続け、つい恋人を蔑ろにしてしまう女性。
ラストのコレットのスピーチで涙が溢れ出て止まらなくなった😭


ヘレナとヒラリーは初共演。
もう、この人たち以外はいないでしょう‼️と言わんばかりにドンピシャな役柄を2人共に好演している。
脇を支える先輩弁護士役のジェフリー・タンバーも良かった。



※ヒラリー・スワンク(現在48歳)は、先月"双子を妊娠中"と発表しましたね💗おめでとうございます👏
㊗️祈・安産🙏
qqfowl

qqfowlの感想・評価

4.0
もうちょっと砕けた邦題でもよかったのに。レインマンとかレナードの朝みたいに。真面目で息苦しい映画かと思ったらそうでもなかった。主人公の2人がどちらもマイペースでそこがよかった。

依頼人のエレノア・リースは10歳の頃髄膜炎にかかり、脳にたまった水を出すためにシャントを入れる。その後"普通"でなくなり、学校で「悪魔が取り憑いている」と言われたりして先生にも生徒にも辛く当たられるが、何とか高校まで卒業する。ところが25歳で統合失調症と診断される。その薬の副作用で尿閉になり、カテーテルなしには排尿できないようになり、腎臓にも炎症が起きる。統合失調症による入退院を繰り返していたが、40代のある時、入院中、投薬量が多すぎると訴えても取りあってもらえないので、弁護士に助けを求める。

弁護士コレットは、弁護士としては2年目だが、前職はナース。10年以上の経験があり精神科でも働いていた、まさにうってつけの人物。エレノアに過剰に同情したり振り回されることはない一方、エレノアが置かれた状況の理不尽さや、その根本的原因をよく分かっていて、情熱的に職務に取り組んでいく。

エレノア&コレットは、結局法廷では勝って、以降、精神病で入院した患者にも緊急時以外インフォームドコンセントを行うようになり(つまり患者の意思で投薬拒否できるようになり)、アメリカの精神科医療を改善させるきっかけになった。

そんな話だった。映画は普通に面白かった。

1つ気になったのは、エレノアは死を怖がっていて、その恐怖が統合失調症に悪影響を及ぼしていた。なぜ死が怖いかというと、自分は悪い人間で天国に行けないかもしれないからだと言う。悪魔憑きなどと言われて学校でつらく当たられた経験が影響したのだろうか? 髄膜炎で入院する前までは"他の子と同じ"だったという彼女、もし学校で虐められなければ、統合失調症を発症することもなく、薬の副作用に苦しめられることもなかったのだろうか? 
MinaA

MinaAの感想・評価

3.7
Helena Bohnam Carter堪能映画!目の演技がすごいの

表現者ってやっぱりすごいし、ハンディキャップを背負いつつも気丈で強気な女性ってこうなんだろうなっていう説得力がすごい。どんな時でも人をエンパワメントし続ける人って素敵

弁護士として出会い、友人になり、理解者になり守ってくれる。なんて素敵なことでしょう!
『世界の監督から』No.32

今回の私の満点作品『レ•ミゼラブル』

の監督、ビレ•アウグストさん✨



いやー、めちゃくちゃ素晴らしい作品やった。

ひとえにヘレナ•ボナム=カーターさんと、

ヒラリー•スワンクさんの

演技力に感服✨



健常者と障害者。

このセンシティブな内容。

めちゃくちゃ考えさせられた。

健常者とは??障害者とは??

健常者が偉い?障害者は劣ってる?

何基準??どーせ健常者基準やろ。


まず、この二つに分けてる時点でおかしい。

私は目立った障害は無い。

しかし、幸せなの??成功者なの??

世の中にどれだけ貢献したの??

誰かを幸せにしたの??

努力して世界一になったの??

偉いの??何様なの??


ようは、今困っているか、余力があるかの違いやと思う。

いわゆる健常者だろうと障害者だろうと、

余力があれば、困っている人を助ければいい。

困れば、しっかり伝えて助けてもらえばいい。

これだけなんよね。

頼りにされればやる気が出るし、

疲れても帰るところがあれば安らぐ。

それは全ての人に言える。


私は寄り添いたい人がいる。

頼りたいし頼られたい人がいる。

それでいいんよね。

そのことがこの映画でよくわかった。


素敵な作品。皆さまも是非。
AiR8

AiR8の感想・評価

3.0
ずっと気になってた映画U-NEXTに入ってきてやっと観れた〜良かった。

ヘレナ・ボナム=カーターの演じるキャラクターって毎度本当に絶妙なウザさ加減で憎めない笑
素晴らしい演技だった。

話も重いけど面白かった。
ストレートすぎて寄り道や捻りがないところはイマイチ。
実話ベースらしいけど脚色が上手いのか個々のキャラクターの魅力があって、見ごたえはあったと思う。
Colette

Coletteの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

他者に関わり思い遣りを示すのは、その人を傷ついた過去の自身と捉えることが出来るから。
maverick

maverickの感想・評価

4.3
2017年のドイツ・ベルギーの映画。アメリカの精神科医療を改善させるきっかけになった「エレノア・リース判決」の実話に基づく物語。


ヘレナ・ボナム=カーターと、ヒラリー・スワンクの共演作。この二人だからこその深みのある演技に引き込まれる。法廷ものかと思ったが、それよりは二人の絆を描く人間ドラマといった感じ。心に響く上質な作品だ。

ヘレナ・ボナム=カーターは、妄想型統合失調症と診断された患者を演じている。この人の演技力は本当に凄い。奇抜なキャラクターから、落ち着いた女性の役柄まで自由自在に演じることが出来る。本作でもその演じ分けが見事であった。ヒラリー・スワンクは彼女を担当する弁護士の役。抑えた演技の中にも彼女の巧みな演技力がはっきりと見て取れる。2度のアカデミー賞主演女優賞獲得は伊達ではない。演技力があって自分は大好きな女優さんなのだが、近年はどうも作品に恵まれない。作品次第では3度目のオスカーも狙えると思うのに。本作でも貫禄の演技を披露しているのだが、作品が地味だからだろうか。もっと脚光を浴びてもいいと思うのだけどなぁ。

「エレノア・リース判決」は、その後のアメリカの精神科医療を大きく改善させた。それまでは同様のケースで裁判を起こしても勝つ見込みがなく、被害者は泣き寝入りだった。本作を観れば、この裁判がいかに困難であったかがよく分かる。それでも信念の下に諦めず戦った二人には頭が下がる。世の中がより良くなってゆくのは、こうした先人たちのおかげなのだ。


基本的人権についても考えさせられる。人が人らしく生きることは誰にも奪われてはならない。エレノアは、ぱっと見は嫌な人に見える。でも実は愛に溢れた優しい女性だ。敵意を向けられるから相手も攻撃的になる。人と人が優しく接し合える社会であれば、こんな悲劇も起こらないのになと思う。
taylor

taylorの感想・評価

4.4
脚本4
演出4
映像4
音楽4
キャスト5
面白さ5

演技に引き込まれた。
K

Kの感想・評価

3.7
無理やり投与された薬の副作用により身体に障害を負った女性とその弁護士の女性の友情を描いた実話。

アメリカの精神科医療を改善させるきっかけになった「エレノア・リース判決」を基にしているが、法廷モノというよりは人間ドラマに重きを置いた作品でした。

この世はもしかしたら正義が勝つとは限らないかもしれないけど、私たちには信じるもののために一生懸命やるしかできない。一生懸命頑張って、頑張った自分を労って。

肉体的にも精神的にも苦しんだだろうに、他人への思いやりを忘れないエレノアの言葉がとても優しく響きました。

最後のスピーチがとても良かった。
>|

あなたにおすすめの記事