20190823

ソワレの20190823のネタバレレビュー・内容・結末

ソワレ(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公(ショウタ)は詐欺グループで受け子を
しながら生活する売れない劇団員。
演技指導のボランティアに行った
老人ホームで働くヤマシタさんに出会う。
夏祭りの夜、ヤマシタさんの家を訪れた
ショウタは男に乱暴されるヤマシタさんを発見し
無我夢中で揉み合う中、ヤマシタさんが
男を刺してしまう。ショウタは正当防衛を
主張するも「何度も証言した。」
男は自分の父であり、これまでも
幾度となく助けを求めたことはある。
でもダメだった。ヤマシタさんの辛い過去に
やりきれない思いがショウタを動かす
彼女がここに居てはいけない。
2人は計画も金もないまま、逃亡する。

シンドくてどうしようもない。
自分が何をしたと言うのだろう。

助けを求める声も、光すら届かない
深い沼の中、現れた気泡はすぐにでも
割れてしまいそうに小さく弱々しいけれど、確かに希望を与えてくれた。
_________

あまりに内容がダイレクトで
自分に伝わるものだから、鑑賞が
辛くて。幻想なのかヤマシタさんの
お腹に命が宿り、過去の彼女が
現在に笑い掛ける。現在の彼女も
笑い返すも同時に顔が歪み涙を流す。
そのシーンがもう本当にダメだ。
と思った。もう、どうしようもない。。
久々、映画鑑賞で心が沈んだ。
20190823

20190823