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SEOBOK/ソボクのteboのレビュー・感想・評価

SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)
4.8
愛別離苦。愛する人との別れ。クローン誕生には切ない背景があった。仏教でいう四苦八苦の一つだ。四苦は、生、老、病、そして死。なんにやらまんま映画のテーマじゃん。命の価値を考えさせられた。
映像が良かった。ソボクの力の凄さを表すシーンは天地創造のようでぞくぞくした。主演の二人がやはりよいんだ。お話がちょっと追いつかない感じなのに、役者の感情が引っ張ってくれる。テーマが登場人物の質問と答えだけで展開するのがおしい。
人間形生命体SFとしては、ちょっぴり浅いかな。ブレードランナーの凄さを改めて思い知らされた。研究所のドーム、似すぎてない??と心配もした。行き場所がないと研究所に戻る彼が、行きたかった場所が泣かせる。そしてソボク演じるボゴムファンには、さらなる!!も。そうですわたしはボゴペン。映画ファンとしては3.5てすが、わたしはボゴミ配点があるので高めに出します。許してください。映像と音楽役者がすごくよい。映像美として劇場で見る価値はあり! 
そして奇妙なことに、映画が終わってからの方がぐるぐる考えては泣けてくる。ソボクを抱き締めたい。君を守れない世界でごめん。
また見に行きました。2回目の方がガッツリ泣いちゃう不思議。すみません評価点も変えました。ファンじゃないほうが素直に泣けるかも。ソボクの存在があまりにもせつない。
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