社会主義国である中国でも、学歴社会や格差社会、そしていじめはあるのだな、と認識。
現状から打破し、世の中を変えるためには一流大学に入るしかない、とひたすら勉強に明け暮れるチェン・ニェン。役柄は高校生ですが、何と実年齢は30歳だとか。中国の女優さんは年齢不詳な方多いですが、この方も中々に不詳です。
そんなチェンが、帰宅途中の不良同士のケンカに巻き込まれる形でシャオベイと運命の出会いを果たします。
環境も生き方も全く違う二人ですが、共通する「孤独感」を知る事で、クラスメイトのいじめから護る、護られるという関係から、徐々にお互いの気持ちが引き合わされていく流れが自然で、いい！
俺にもこんな青春がかつて…あれば良かったな…
実話ベースとの事ですが、ラストはかなり衝撃的。こんな話の映画化、良く中国政府は許したな…と思いましたが、冒頭とラストでしっかり自国の正当性と、この映画を公開する意義をアピールするあたりは、流石です(蒼井優)！としか言いようがない。
