みつ

少年の君のみつのネタバレレビュー・内容・結末

少年の君(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

新宿武蔵野館にて鑑賞。
主人公の2人の俳優に全力で拍手を送りたい。表情から何から表現力が素晴らしかった。言葉を交わさなくても互いに分かり合えてる雰囲気が好きだった。あと、女の子の方で印象に残ってるのが、母親のことがクラスに知れ渡った時の泣きの演技。あの涙の出し方はホントにプロだと思った。
社会の底辺のようなところで出会った2人の男女が、互いに支え合って生きていこうとするという典型的なシチュエーションはすごく好きで、期待通り良かった!イケメン最高ー!!
2人の絆が丁寧に描かれていたからこそ、終盤のキスシーンが辛くて辛くて。。観ながら山田孝之の白夜行を思い出した。
いじめは陰湿だなーとしみじみ。いじめが無くなることは無いだろうけど、少なくとも救済システムは構築していけるといいな。
いじめっ子殺しの犯人が実はチェンだったというのは軽く衝撃だった。似た展開の最近読んだ翻訳小説を思い出した。(ネタバレなのでタイトルは伏せますが)
あと刑事さん!刑事さんなりの正義を貫いていて好きだった、、けど、チェンをいじめないで〜〜と少し思ったりも。。

余談ですが
今回初めて武蔵野館に足を運んだけど、なんというか雰囲気が、映画とかで見るような一昔前の映画館みたいな感じでびっくりした。なんか各映画の特設展示場みたいなのあるし笑TOHOとかユナイテッドみたいな、現代風のキレーな映画館しか行ったことなかったから新鮮だった。上映してる映画もマイナー(?)めなやつばかりなんですかね?今回がとても良作だったのでこれから通おうかな!映画業界って奥が深い。いい映画に出会うには、こういうとこ来なきゃダメなんですねー。


書き忘れてたので追記
男の方の主人公の好きなシーンは、取調室でチェンが暴行されてる動画を見てる時の顔!目には怒りと悲しみが滾ってるのに必死に我慢して知らないフリをする彼の表情づくりにほれぼれした、、。
みつ

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