スチールラグ

少年の君のスチールラグのレビュー・感想・評価

少年の君(2019年製作の映画)
4.5
痛みと痛み
孤独と孤独
覚悟と覚悟
涙と涙
共鳴し合う二つの魂

激しく痛めつけられる。心も体も。
その度に二人は固く結び付き合い、
社会や大人たちに抗い、自分達を貫き通す。

もし、チェンひとりの物語だったらどんなに辛かっただろう。
きっと正視できなかったと思う。
でもそれが現実なのだろうと思うと暗澹たる気持ちになる。
チェンはシャオベイに出会った。まるで双子のようだった。

終盤、ガラス越しに泣き笑う二人
ようやく解放された二人の魂
観ているこちらも嗚咽をこらえきれない。
お互いを思いやっている気持ちがあふれ、
二人が優しく抱き締め合っているように見えた。

大人になった二人の姿が夢なんかではないと信じたい。


追記
ずっと見たかった見逃し案件でしたが、ようやく見ることができました😅
観ることができて良かったです。ありがとうございます😄
スチールラグ

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