「赤ん坊を育てる場所を探さなきゃ。」
「そうね。」
「まかしときぃ♪」
「衝撃SFサスペンス ゾンビ 地球SOS 死者が甦った日」???
1980年10月、 東京12チャンネル「木曜洋画劇場」にて放映された「ゾンビ」特別編集版を観ました。
上記の長すぎるタイトルは、 そのテレビ放映時のものです。
ランニングタイムがわずか90分に切りつめられているため、 物語の展開が速いのなんの。 笑))
ロメロ監督のオリジナル版にはない「惑星イオスの大爆発」(ほんの数秒間)に始まり、
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フランとスティーブ、 ゾンビ渦で大混乱に陥ったフィラデルフィアのテレビ局を後にする。
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時間の都合上あっさりした銃撃戦が繰り広げられるプエルトリコ人のアパートにて、 ロジャーとピーターが再会。
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第2分署で合流した4人は、 ちゃっちゃとヘリで脱出。
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あっという間に到着したショッピングモールの屋上に着陸し、 建物内部に籠城。
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ゾンビたちとの手短な戦闘 / ロジャー○○。
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トム・サヴィーニらヒャッハー軍団、 素早く参上。
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主人公たち×無数のゾンビ×暴走族、 三つ巴の(すぐ終わる)死闘 / スティーブ○○。
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ヘリでモールから脱出するフランとピーター。
そして冒頭のオリジナリティあふれる台詞の応酬で、 映画はスパッと終わります。
謎の追加シーン、
スピーディーを通り越した雑な展開、
主人公たちの居場所をいちいちテロップで説明してくれる親切設計、
人体破壊描写の徹底的な排除、
大胆かつ珍妙なアレンジを施した日本語吹き替え…
これはこれで楽しめるレアなヴァージョンですね♪