ドキュメンタリーを見ているような、
一つのドラマ作品としての新しい概念。
プロムという男女が集うパーティの中でLGBTQを掲げ、体全体で「私は愛したい人を愛したいだけ」→「I wanna just dance with you」と表現しているダンスは見ものです。え??みんなプロのダンサーなの?と思うほど、終始力強い・・・。
まだまだ偏見や差別が残るLGBTQ。
しかしシリアスにならずとにかく全体が明るく、ユーモアたっぷり!上手く行き過ぎなくらい陽気な面もありますが、その陽気さのな中でしっかりとメッセージを伝えています。端的に深く深くありのままの自分の気持ちを愛し、そして伝えるという大切さを。
「普通に合わせられる人もいる
でも私は無理だった変われない!」
「人生はリハーサルじゃない
終わる前に波風を立てなきゃ!」
今までの自分の信仰、信念を変えることはとても難しいことだけれど、年齢問わず、周りも自分も受け入れる寛容さを手に入れた時、私たちは心から自由に笑い、生き始めることが出来るんだ✨と楽しく教えてもらいました。
ミュージカル作品の中でも特にメッセージ枠が狭いのでとても見やすいです。ミュージカル作品が好きな人は、濃いメッセージ性とともに限りない明るさのあるこの作品が大好きになるはずです。