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ブラック・レインのぉゅのレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
3.9
2000年 鑑賞
優作さん、この後亡くなったなんて思えない。マイケルさんよりも高倉さんもよりも他の誰よりも輝いていた。


’21.12.9 (木) 21-334-22
NHK BSプレミアム にて

「ブレードランナー」「ハンニバル」「マッチスティック・メン」等のリドリー・スコット監督よる、大阪の街を舞台に日米の刑事たちが協力してヤクザと戦う物語を描いた。また、劇場映画作品としては松田優作氏の遺作となった。

ニューヨーク市警察本部捜査課の刑事ニック(マイケル・ダグラスさん)は妻と離婚し、その子供の養育費を稼ぐのに日々苦労していた。そして、彼は麻薬密売事件の売上金を横領した嫌疑をかけられ、監察官たちから査問を受けていた。そんなある昼下がり、ニックと同僚のチャーリー(アンディ・ガルシアさん)は、レストランに居た日本のヤクザの幹部と子分を、もう一人のヤクザが刺殺する現場に出くわす。追跡の末に男を逮捕するものの、日本国内での犯罪で指名手配されていたため、その男・佐藤浩史(松田優作さん)を日本に護送することになり...

バイクレースのシーン、バイクテク凄いし、カッコいいのはもちろん、後々の展開に繋がるんだろうなと思ってしまう。
佐藤こと優作さん登場。これこれっ!私が一番観たかった俳優さん!優作さんが余命幾ばくで演技しているなんて信じられない!肌艶綺麗だし、目つきも最高!あいつの台詞のカタコトさにブチンッといって、刺したと私は考察する...

佐藤とニックの追いかけっこ最高!あの肉吊り冷凍庫でのシーンも良かった!
引き渡しが内田裕也さんやガッツさんらの違和感はやっぱりだった...
松本正博警部補(高倉健さん)こと ‘マサ’ の登場!荒々しいニックと真面目一筋マサで日米のデコボココンビが誕生!か?
偽札を燃やす カンパイタイム レイ・チャールズ モータープールのネオン看板
バイクに乗って刃物で火花のシーンは、今でも覚えているし、刷り込まれているくらい強烈!
スパンコール 魚市場 張り込み飯が飯テロ うどんの食べ方レクチャー 「ドウモ、アリガトッ」
マサ「彼(チャーリー)も警官だった 君の盗みは彼の名を汚す 君自身と私の名も」
ニック「thanks/ありがとう」
ニックの間と表情がいいっ!このシーンはエモい!私も年を取った。これを観た約20年前には、こんなこと思わなかったはず... むしろ優作さんを追っかけていただろうし... ダグラス氏も健さんもいいねぇ!堪んないねぇ!もちろん優作さんも堪んない!
ニックと佐藤は、近づいては離れの繰り返しだ
工場萌えの私は、あそこの工場での追いかけっこ最高!中と外が違ったとしても好き!
飛行機ギリギリ回避(逃亡)で、もう一度チャンスを(強引に)掴み、マサの家へ!えっ?いつ知った?どうやって行った?
松本家を離れ、クラブへ。ニックの変化(心理的成長)が凄い!あのニックも最高!
菅井の親分(若山富三郎さん)の迫力が... 圧倒的!その人に食らいつくニックもだが...
けじめ 盃 農民に扮した佐藤の手下 バイクアクションからの、泥だらけでの殴り合いへ。これが本当の泥仕合?なんつって...

“またニュースよ ヒーローね”
ラストの展開は良かった。ジョイス(ケイト・キャプショーさん)との関係もだが、マサとの絆を表す箸、握手は胸熱だった。

作品の制作からもう32年... 高倉健さんや松田優作さん始め、神山繁さん、若山富三郎さん、内田裕也さん、安岡力也さん、島木譲二さんら、多くの出演者さんが亡くなっている。本当に残念で、惜しい方ばかりで悔やまれる... 改めて御冥福をお祈りします。お疲れ様でした。
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