いはん

ブラック・レインのいはんのレビュー・感想・評価

ブラック・レイン(1989年製作の映画)
3.8
アメリカのヒーロー主義、日本の集団意識。
そりゃアメリカ映画なので、ヒーロー主義が勝つってやつですけどね。

集団意識。
分かっていて属してしまう、高倉健が言ってたように、“おれはグループの一員”なんだと。独立したなにかが欲しいけれど、認められないことに怯える。それを深く植えつけられた人種。もちろんこの映画ではその穴から飛び出した高倉健が描かれてますが。価値観って本当に難しくって、良し悪しなんて簡単に決めるものじゃないなって映画見ながら思った。

この監督さんはやはり、なにかと心に突き刺さるものを作るのがお上手。どのシーンも丁寧に作られているなという感覚。それと、曲選びセンスがあるわ、ほんと。エンディングも素敵だった。I’ll be holding on, プレイリストに入れました。
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