HidekiIshimoto

雁の寺のHidekiIshimotoのレビュー・感想・評価

雁の寺(1962年製作の映画)
4.0
色欲坊主のあれこれ物語かと思ってたら、後半で意表をつく展開。仏教界激怒だったそうな。ここでも若尾文子はギンギンに若尾文子。まあいつでもギンギン。さてではお妾さん若尾文子とパパ活女子の違いは何か?の答えはもちろん観音と人間の違い。名のあるお寺のこのくそ坊主も「お前はわしの仏様や」と証言してる。じゃあそのくそ坊主とパパ活女子の違いはというと、お経唱えれる以外はない。ということはそんな女子もそんな女子の顧客の方々もお経さえ覚えれば坊主になれるってことで、つまり誰でもなれる。檀家制度で商売化した日本においては。けどチベットではまあ無理。けど若尾文子ならチベットでもどこでもそのままで高僧になれそう。現に何かの映画ではなってた。性にして聖。全俗男子は崇める以外できることはない。男でなれるのは御前さまの笠智衆ぐらい。けどまあ聖性100だけど性性0なので若尾さまの勝ち。