ゆーし

スペース・プレイヤーズのゆーしのレビュー・感想・評価

スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)
2.8
「ワーナーがお祭り映画つくりました!」
という、企画が映画自体から伝わってくる内容。

個人的にはルーニー・テューンズのキャラクター達が好きだし、お祭り感ある映画も嫌いじゃない。

ただ「映画作品」として見た場合、ストーリーはやはり分かりやすく作られていて、分かりやすすぎてどうしても先が読めてしまう。
敵チームに大量に点を取られた時も、やはり結局は逆転するんだろう感が否めない。

レブロンはバスケを強要してはいたが、決してゲームの事を全否定していた訳では無かったので(息子の部屋を訪ね、ゲームを一緒にしたり)そこまで酷い父親観は正直無かった。

息子も息子で、ストーリーの流れ上、しょうがないとはいえ自分が作り出したキャラクター達を放ったらかして自分だけルーニーチームに入れてもらうのはどうなんだ?と思った(一瞬でもそこへの気がかりがあるシーンがあれば別だったと思う。)

アルゴが、ゲームを操作できるのだとしたらスコア自体を操作すれば良い話だし、アルゴ達のプレイを見て「それはズルいだろ、、」みたいな空気を出すルーニーチームに?が浮かんだ。

いやいや、ルーニーチームもやってますやん。ズルい、ではなくテクニカルゴールなのでは???

突っ込みだしたらキリが無く、全てが予定調和という映画だった。

ハリーポッター、DC、映画作品等にかける愛情やコラボレーションは面白いが、肝心の土台となるストーリーにもう少し深みを出す事が出来ていれば、もう少し作品としての評価も変わってきたはず。
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