竜どん

ソー:ラブ&サンダーの竜どんのレビュー・感想・評価

ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)
3.8
能天気でガチャガチャした作りの莫大な制作費をかけたバトルアクションラブコメディー☆☆☆ワイティティ節炸裂!…だけに、シリアス展開を求める人には刺さらないカモ。
元から神様と人間の境界線が曖昧、そこがまた魅力的なシリーズではあるけれども、本作は輪をかけて神様がゲスい。民が滅ぼうが知ったことかという上級神達のスタンスは『終末のワルキューレ』っぽい?(最高神ゼウスへのミーハー心丸出しのソーのはしゃぎぶりは可愛いがw)…なので、「神殺し」が最終目的のゴアへの感情移入も容易で、愛娘との別れラストも感動的。
シリーズ既作及び『GOG』を観ていないと微妙に相関が解り辛いが、アメコミ他ヒーローの様に変に主人公が思い悩んだりしない「陽」のベクトルに極フリした作風は『ソー』にあっていて私は好きですねー。
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