デンマーク最凶ホラー『胸騒ぎ』のリメイク。
導入から中盤はほぼ元作の雰囲気を忠実に再現。ジェームズ•マカヴォイ演じるパトリックのリアルジャイアンっぷりが◎で、観てるこちらもその陽気な「圧」及び瞬間湯>>続きを読む
「スラッシャー」ではない非常に正しい意味での「スプラッター」映画。
良き時代の血飛沫と内臓モリモリ好事家好みの観たい画を具現化してくれている。
素晴らしい。
ホラー映画として怖いかと言われると全然怖く>>続きを読む
呪術系かと思いきやゾンビ系かと思いきやカルト宗教系かと思いきや『オーメン』系(?)だった。ジャンルごと二転三転する展開は観ていて飽きないが、反面そのせいで恐怖の対象がフラフラと定まらずやや散漫な印象。>>続きを読む
スーパーナチュラルな要素は多分にあってホラーとして面白く観れるのだが、ヒトコワサスペンスの趣きも強く一粒で二度美味しい。目的のためには手段を選ばぬ隻眼婆さんのクズっぷりには寒気がした。
娘を守るために>>続きを読む
もっとアカデミックな内容かと思ったのだが何気に抽象的かつ象徴的。症例ごとに明確な区切りがある訳でもなく医師が説明してくれる訳でもないので、どの部位のどんな施術なのかは自分で判断するしかない。まぁそれが>>続きを読む
もっとクリーチャー色の強いホラー•サスペンスかと思ったがSFファンタジー仕立てのヒューマンドラマ。予告編を観る限りでは逃走を図る母親が動物化サイドの主軸を担いそうだが、実際のところ初出で既に知性の大半>>続きを読む
韓国漫画が原作とのことだが彼の国ホラーらしい陰惨かつドロドロした嫌ぁな雰囲気が全編を通して溢れ出ており良。
精神的に追い詰められるコトを差し引いても主人公ユウの精神的未熟さにイライラ(褒め言葉)。マル>>続きを読む
題名に掲げる程『呪われた絵画』が重要な役割を果たしていない。呪術の更新?主人公リサに絵画修復を完遂させることが目的らしく絵画自体が人間を呪うとか特別な力を持ってるって訳ではないんよね。ともすればこの絵>>続きを読む
AIの定義が20年前とはだいぶ変わった気がする。AIの進化•実用化が現実社会で進むにしたがって、そのありようは「プログラム自体が自我を持つ」から「膨大なデータの取捨選択及び統合」にシフトした。人間の脳>>続きを読む
これぞブラムハウスって感じのクラシカルホラー。…かと思ったんだけど、熊のぬいぐるみ(チョンシー•ベア)が主人公ジェシカやアリスのイマジナリー•フレンドにおさまる合理的な理由が希薄で今ひとつ感情移入しに>>続きを読む
エディとのかけあいは微笑ましくバディものとして面白くない訳ではないのだが、『1』には如実に感じられたヴェノムの残虐性がシリーズを重ねる毎にすっかり鳴りを潜めてしまったのは残念。大ボス•ヌル様は次元の牢>>続きを読む
節足動物全般が駄目なヒトって結構いますよね。
私自身は昆虫展とか好んで行っちゃう方なのでホラー映画的な怖さは個人的には皆無。スピードと機動性の高さ•群れを成しての襲撃•蜘蛛の巣による現場の要塞化など他>>続きを読む
名前──文明社会に生きる者なら誰もが持つ最強のアイデンティティ。故に最悪の結果をもたらす可能性を持つそれをに安易に金銭に替えてしまう主人公の窮状は自業自得に他ならない(命を賭ける程のモノではないと思う>>続きを読む
ワンアイディアの鬼M•ナイト•シャマランの最新作。今作は珍しく変なSFファンタジー要素ゼロの真っ当(かなぁ?)なサスペンススリラー。
ひとりの凶悪犯逮捕にここまでやるか?ってのは非常に仰々しくシャマ>>続きを読む
和風ファンタジー小説の祖『南總里見八犬伝』を作者滝沢馬琴の伝記パートとの二部視点で描く山田風太郎原作の映像化。八犬伝パートは馬琴が盟友葛飾北斎に八犬伝の構想を語る場面を可視化するシーンが多く、尺全体の>>続きを読む
継母と義姉と王子が予想以上にクズ揃いで残虐描写を大いに期待したのだが、シンデレラが最後の願いを口にしてイヤボーンを発動させるまでがピークだったな。
『死霊のはらわた』ばりの〈ネクロノミコン(死者の書>>続きを読む
70年代アメリカTVショーを深夜時間帯に実際に見せられているかの様なファウンドフッテージモキュメンタリー作品。小道具や映像の雰囲気にこだわっており当時の空気感の再現度高し。
景気低迷•オイルショック>>続きを読む
「破墓」
「明堂」
「陰陽五行」
「地官」
「巫堂」
「お墓の反乱」
流石は太極を国旗にすげる国•韓国。
道教や風水が浸透していない日本人には馴染みの薄い宗教観が面白い。原始的呪術めいた破墓の儀式様式>>続きを読む
何の気無しに描いた「○」がある日突然バズったら?
あるかどうか定かではない自分の価値。
自身を自身と証明することの現代的な難しさ。
それに翻弄される人間の姿をもっとシニカル/シビアに描く作品かと思った>>続きを読む
クローン生成•生体部品としての活用が社会的にも許容される近未来ストーリー。
自身の分身(臓器提供者)との接触が禁じられている法体制は現在の金銭的取引き防止の為のそれとは意味合いが大きく違う気がする。>>続きを読む
想像していたより全然頑張っていたよ!熱い。ヒシヒシと伝わってくるフィリピン民のボルテス愛が怖い位。コンバトラーよりもボルテス派(後番だが…)の自分としては観に行くしかないである。
メカバトルシーンは>>続きを読む
今回の『SAW』は原点回帰と言うかシンプルなデス•ゲームが楽しめる。よもやジクソウを詐欺の標的に定めるとは加(被)害者達は不運もいいところだがヒトの命を餌にするクソ野郎共なのでスカッと感は高い。反面ジ>>続きを読む
エラくA24らしからぬ題材だなぁと思って観始めたが全然A24だった。特にラストはA24味たっぷりで皮肉に満ちている。エモい。
アメリカ合衆国内戦。
州単位で政治的思想信条の対立が他国の我々から見ても>>続きを読む
むぅ…ちょっと期待してたのと違った。
前作は喜劇だったが本作は歌劇か。
前作の『JOJER』はアメコミバットマンのソレを現実的存在として昇華し、不運に不運が重なり狂気に狂気を重ねた哀しきヴィランの創造>>続きを読む
3章構成といっても各々別個の物語を同じキャストが違うキャラクターを演じる一風変わった構成。RMFという人物のみ同じ俳優さんが同じ役を演じる(まぁ彼についての詳細は全く語られないので物語進行に於ける重要>>続きを読む
いい話だなぁ。
発端は偶然の取り違えでも、二人の花嫁が見知らぬ土地で己が人生と生き方を自らの意思で拓き始める様は心に元気を与えてくれる。
インドに根付く家父長制度への批判指数の高いフェミ映画と思いき>>続きを読む
そもそも日本で観れるヒンズー神話作品自体が寡数なんやけど、猿神ハヌマーンがカッコ良く描かれてるのは更に珍しい!他作は猿味強く出し過ぎなんだよね。主人公ハヌマントゥがガチムチ系じゃなくヒョロガリなのも曇>>続きを読む
面白い。てかアクションすげぇ。
対人白兵戦描写なら海外作品を含めあらゆる作品を凌駕しているカモ。綿密な殺陣演出ってのは分かっているんだけれども、それを具現化させる伊澤彩織の身体能力に舌を巻く。
冬村か>>続きを読む
黒沢清監督にしては分かり易いバイオレンスアクション。
もっと登場人物各々の恩讐めいた悪意が描かれるかと思ったが、主人公吉井本人にしてもただ他者に関心が無いというだけでそこまでの人否人という訳でもなく(>>続きを読む
ウーン面白い。
ウーン痛そう。
拳銃よりもナイフよりもマ刑事のベアナックル一発の方が重症度高そう笑。
毎作毎作やってることはほとんど同じなので新しく語ることは大して無いのだが、本シリーズはドンソク兄貴>>続きを読む
『シティーハンター』リアタイ世代としては観たい作品だったのだがネトフリ未契約の身で諦めていたところ職場近くの調布で限定上映とのことでいそいそと会社帰りに鑑賞決行。おぉ満席だぁ!
鈴木亮平の冴羽遼は再>>続きを読む
原作がある物語だから展開にサプライズが無いのは仕方ないのだが、どうせ劇場版にするならオリジナルストーリーにしてしまった方が良かったんじゃないかね。観る側もマッチポンプと分かっているのでどうしても緊張感>>続きを読む
普通に面白いケド「傑作か?」と問われるとちと違う。ネタバレ厳禁な内容なので情報ゼロで鑑賞するが吉。
ホラーかと思ったらサスペンスかと思ったらミステリーかと思ったらコメディーかと思ったらファンタジーだ>>続きを読む
さほど目新しさは無いのだがホラーとして良作。予告編の段階でネタバレもいいトコロなのは置いといて、現代的なライトなノリと古典ホラーの必要十分要素、景気の良いゴア•グロ•血飛沫•アクションがバランス良く配>>続きを読む
主人公イーニッドの虚構と現実の境界がごちゃ混ぜになる導入から中盤までの不穏な雰囲気は悪くないのだが、パワハラプロデューサー宅訪問辺りから怪しくなってくる。人死にの仕様•周りの騒ぎ方などが80年代ホラー>>続きを読む
いやーこういう東洋呪術系伝奇アクション好きです(邦画なら『陰陽師』なんかが近いけどこれ位ちょっとB級寄りな方が好み)。西洋で憑きもの系になると「悪魔祓い(エクソシスト)」になっちゃうから少々求めるモノ>>続きを読む