「ハロウィン」シリーズ正史4作目であり
まさしく完結編という感じ。
歳をとったジェイミーリーカーティスによる
新三部作としてはこう終わるしかないけど
うーむこう終わるしかなかったのかなあと悩ましい。
特に「ハロウィンKILLS」で明確に路線として示された
恐怖が狂気を作り、狂気が恐怖を作るという形。
暴力はブギーマンという怪物から生まれるのか
街の人々の意志から作られるものなのか。
人々に伝播し感染し形を変えて襲いかかってきた恐怖に
鋼鉄の意志で立ち向かったローリーという女性が
平穏を取り戻すまでの話、という
ハイブローかつシリーズをちゃんと観ていないと
かなり苦しい作り。
実際ローリー以外の登場人物は
恐怖に立ち向かえたかというと
おそらく自覚すら持っていないという有様で
ローリーのヒロイック性だけが浮き彫りに。
そういうシリーズだと思えばそうなんだけど
それにしては「ハロウィン(2019)」が鮮烈すぎた。
