このレビューはネタバレを含みます
ティチャラ役であるチャドウィックボーズマンが亡くなってしまい、劇中でティチャラがエンドゲーム以降描かれないまま確定で亡くなってしまっているという状況にも関わらず、監督はうまく作品に取り込んでいたと思う。序盤はシュリがティチャラを助けられないシーンから始まり、彼女の言葉は現実のチャドウィックとも重なるものがあって彼の死意識させられ悲しくなると同時に、いなくなってもやはり彼はティチャラで、映画に関わってくれる嬉しさを感じた。
タロカンの美しさは初めてソーでのアスガルドを見た時やブラックパンサー1でワカンダを見た時のようなとても美しくて高揚感があるものだった。最近のMCUはCGの問題を抱えてはいるがそれでも流石のマーベル映画だなと思わされた。
リリ(アイアンハート)の初登場シーンではMITが舞台となり、直接は関係ないのだがノーウェイホームでのピーターを感じてしまい少し寂しいようなリリはここに入れたんだなという嬉しいような気分になった。
また本作は挿入曲が要所要所で流れるためシーンごとでノリノリになれたりジーンときたり、とてもいい働きをしていた。
ワカンダフォーエヴァー