MotomuTanaka

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのMotomuTanakaのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしかった。今は亡きチャドウィックボーズマンへの敬愛、そしてブラックパンサー の継承が丁寧に描かれていた。シュリも若くして家族を失う事で悲しみや怒りなどで暴走に近い行動に出る。しかし、女王、エムバク、キルモンガー、そしてティチャラに諭されながら新生ブラックパンサー として立ち上がる過程がフェーズ4の意味を改めて考えさせてくれました。トムホスパイダーマンでいうピーター2,ピーター3に導かれたように、彼女もまた導かれてるのだと。
リリとシュリの関係も、トニーとバナーの関係のようで重なる部分がありそこも感動しました。
個人的に功労者だと感じたのはエムバクです。長きにわたって拳を交えながらティチャラとライバルとして、そして友人として関わってきた人だからこそ、シュリが暴走ととれる行動をとった時の関わり方が「ブラックパンサーの大きな器」を体現してるように感じました。
これから先に訪れるいかなる困難も、彼女なら乗り越えられる。そう感じる作品でした。そしてオコエに関してはただただカッコいい。臆せず、大胆に、優美に戦う姿はまさにワカンダの守護者。
ナキアとティチャラの間にできた子供についても、ティチャラの遺伝子が脈々と続く希望に繋がる。
涙なしではみられません。
MotomuTanaka

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