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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのMUのレビュー・感想・評価

3.8
前作のブラックパンサーはざっくり言うと、ワカンダ 国の王位継承争いとワカンダ 国の外界への開国を描いた物語だった。

残念なことだが、前作の主演でティ・チャラ(ブラックパンサー)を演じたチャドウィック・ボーズマンが病気で亡くなってしまったので、脚本が急遽書き替えられ、今作はティ・チャラの追悼にフォーカスした作品になった。
急な脚本変更の為、変更前のストーリーに旧ブラックパンサーの追悼と新なブラックパンサーの誕生という要素が追加され、内容的には少し詰め込み過ぎかなという印象だった(新生ブラックパンサーの誕生、アイアンハートの登場、ネイモアの登場等)。
また、前作の「ワカンダ 国の開国」から進んで「世界との協調」まで今作が描ききれていないことが不満要素として残った。


これを言ってしまえば身も蓋もなく、MCUの全作品、荒唐無稽でバカっぽいのだが、アイアンハートもネイモアも厨二病を刺激するデザインでテンションが上がった。ネイモアの足に羽根がついていて、陸海空すべてで戦えてかっこいい。

次にネイモアがどういう形で再登場するのか期待したい。(征服者カーンとの最終決戦まで登場しないことは流石にない気がするがどうなるか…)


前作に続いて美術面でアフリカンカルチャーへのリスペクトが素晴らしかった。
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