たろさ

ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバーのたろさのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

国王ティ・チャラが急逝した。その1年後、彼の母ラモンダ(アンジェラ・バセット)と彼の妹シュリ(レティーシャ・ライト)の前に、海底にあるタロカン帝国からネイモア(テノッチ・ウエルタ・メヒア)が現れる。


ティ・チャラの死に対して各々がどう向き合うか。そしてシュリがどう兄の死を克服して自立し国王、ブラックパンサーになるかを描いた作品。ティ・チャラ/ブラックパンサーを演じるチャドウィック・ボーズマンが急逝したことで、どうシリーズを進めるのだろうと思ったが、うまく映画に組み込んだ印象。

タロカン人の青い肌は上映時期の近い「アバター」のナヴィ族を連想してしまう。
ネイモアが過激派すぎる。よその国の人を平気で殺すわ、王女様を誘拐するわ、平気でよその国に戦争を仕掛けようとする。外交があまりにも下手すぎる。ずっと海底にいて世界情勢を知らないからしょうがないのかも。
シュリがハーブを飲んで瞑想するシーンで「ラモンダが出るのかな、ティ・チャラは出ないよな?」と思っていたらまさかのキルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)。かなりビックリした。


ブラックパンサーの国王が家族経営過ぎる問題。
「キャプテン・アメリカ/シビルウォー」でお父さんのティ・チャカ国王が暗殺されたので息子のティ・チャラが国王になる。その後「ブラック・パンサー」で一時的に従弟のキルモンガーがなるがすぐにティ・チャラが国王に戻る。本作「ブラック・パンサー/ワカンダ・フォーエバー」でティ・チャラが病死したのでお母さんのラモンダが国王になりその後暗殺されたので娘のシュリが国王になる。
国王は 父親→息子→従弟→息子→母親→娘 という経緯を経る。一家全員が国王経験者。
前作「ブラック・パンサー」で国王継承を賭けて、ティ・チャラがエムバクやキルモンガーと戦っていたがあれは廃止になったのだろうか?
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