アメリカで黒人への暴力に対する講義が盛り上がりを見せる中、タイムリーな作品を観てきた。
神の声に導かれ、多くの奴隷を解放したハリエット・タブレットの伝記映画。
今年刷新される20ドル札の肖像になる人なんだとか。
こんな人がいたなんて全く知らなかった。
奴隷解放に目覚めてからの活躍が凄まじい。
もちろん映画なので、かなり脚色されてる部分はあるんだろうけど、それでも彼女が多くの奴隷を解放してきたのは事実。
更には南北戦争で部隊を率いて戦ったとか、もはや男顔負け。
映画としては盛り上がりに欠けるところはある。
ハリエットをストーカー並にしつこく追いかける元所有者をもっと憎たらしく描いてくれてれば面白かったかも。
むしろ奴隷ハンターの黒人のほうが憎たらしかったし。
でもハリエットを助けるウィリアムとか良いキャラだったな。
実在した人かは分からないけど、こういうサブキャラがいるのは良かった。
あと黒人女性専用ホテルの女主人の人、めっちゃ美人!
元々歌手でアルバムには殿下が関わってたとか知らんかった!
「ムーンライト」や「ドリーム」にも出てたのか…どっちも観てたわ!
もちろんアカデミー主演女優賞にノミネートされたシンシアの熱演も見どころ。
目力ハンパない。
ちなみにこんだけの偉人が今まで映画化されてなかったのか?と思ったら、日本ではリリースすらされてない「A Woman Called Moses」という映画があったのね。
そっちも観てみたいな…