ものすごく飲み込みづらい。
物語は一種の金持ちをやっつける逆転劇犯罪映画、
はたまた男どもをやっつけるウーマンパワー映画として
単純明快なんだけれどもなんとも爽快感がない。
貧しい女性たちが富める男性をやっつける構図自体は良いし
そこに犯罪的手口が絡んでようとそれは映画だから構わないんだけど
この「貧しい女性」vs「富める男性」の構図の描き方がイマイチすぎ。
だってストリップクラブで儲けてる時に
この「貧しい女性」たちはアホほど贅沢してるものだから
こいつらバカなのかな?という感想しか抱かない。
貯蓄という概念はないのか?
ある種の屈折した友情もの映画と捉えられなくもないけど
それだとジェニファーロペスの存在感がでかすぎるんだよね。
ジェニファーロペス自体は素晴らしい演技をしてると思うんだけど
友情というよりはカルト宗教的というか
教祖と信者たちの集まりのように見えてしまって
その宗教にのめりこめない一観客としては置いてけぼり感が強い。