リーマンショックで不況に見舞われたストリッパー達が羽振りの変わらないウォール街の男達から金を搾取する犯罪実話。
真っ当に働いても稼げない中で編み出した手口でウォール街の男達を手玉に取る肝の座りように驚く、と同時に罠にハマる男の浅はかさが情けない。
指南役ラモーンを演じたジェニファー・ロペスの悪っぷりがお見事。
家族思いで純真を覗かせるデスティニーを演じたコンスタンス・ウーの葛藤する悩める表情も良かった。
ストリップキャバレーの様子も見せるがイヤらしさがないのはスカファリア監督の女性目線で描いているせいか･･･登場する女性を綺麗に撮っているのも印象的だった。
彼女達の辛さと強さを上手に見せながら、犯罪に至る動機は社会の図式だと説く、この世は金をばら撒く人間と踊る人間の2者しかいないんだという理屈が説得力を持って心に残った。
監督 ローリーン・スカファリア
キャスト
コンスタンス・ウー
ジェニファー・ロペス
ジュリア・スタイルズ
キキ・パーマー
リリ・ラインハート
リゾ
カーディ・B
セデス・ルール
ワイ・チン・ホー
