このレビューはネタバレを含みます
難しい映画は好きです
考察する時間や人のレビューを見たりするのが楽しいしもう一回見たいと思えたりするからです
そういうのは理解するのが難しい系です
でもこの映画の難しさはどちらかというと逆です
謎をいくつも提示して回収しないです
複製された男という映画に雰囲気が似ています
キューブリックもこういう映画が多いです
抽象的で、見る人の完成によって受け取り方が変わります
理系というより文系の難しさです
自分がこういう難しさに合っていないですがそれを差し引いても興味深かったし引き込まれました
ルースエドガーという人間は中身が無いです
名前も性格も社会的地位も仮のものです
でも家族も周りもそれを求めています
本人は望んでないけどそういうものだしそれを受け入れるしかないんです
そういう話でした
全体的にデヴィッド・フィンチャーっぽい作品だなと思ったり