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彼女は夢で踊るのsavageのレビュー・感想・評価

彼女は夢で踊る(2019年製作の映画)
4.6
これはヤバい!!無理無理、ほんと無理!
途中から泣きすぎて死ぬかと思った💦
ノスタルジーに弱い自分みたいなオジサンはハンカチ必須だこのヤロー!

広島の寂れたストリップ劇場を舞台に、切ないラブストーリーと目くるめく踊りで彩ってます。…この劇場、ホントにあるのね。

そして、加藤雅也、岡村いずみの2人を筆頭に皆さん愛おしいキャラでした!愛がこもってます。
岡村いずみさんの海辺のシーンは素晴らしかったです。芸術すぎ…。儚い美しさがね。

この令和の時代に昭和の雰囲気全開なボロボロの劇場…。時が止まっているかのよう…。妖しいネオンがゾクゾクします。
バブル時代の回想シーンを絡めて、複雑な思いが加藤雅也の表情に出ていましたね。いい演技でした!青春の終わりを完璧にやりきってます!

あとは本職の矢沢ようこ。この人の踊りも素晴らしかった。滅んでゆく文化の意地と凄みを見せられた感じです。

個人的にマイナスは以下の2点。これが良かったら、今年初の満点でした。
・洋楽もいいけど、やはり演歌と昭和歌謡中心で攻めて欲しかったです。松山千春とかは凄い良かった…
・やはりラストは物足りなさが…。これで良かったのかなぁ…

もはやブームが下火になったストリップのお話を映画館で観れたのも感慨深い。
あ、女性でも楽しめると思いますよコレ!
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