前作みたいな、ポップで小学生高学年でもギリギリ観れるレベルのダークさを期待して観に行ったが、カーネイジの殺戮シーンが思った以上にしんどかった。(赤色がメインカラーだから？)
人的なグロではなく画的なグロと表現したい。
人によっては心の準備して行かないと途中離脱も有り得るかも。
内容自体は色んな絆をテーマにしたドラマで、コメディ要素も有り、飽きないように繋げられているイメージ。
ただ、ストーリーの構成が微妙。
(予告を観たら分かるので隠さず書くが)ヴェノムvsカーネイジの対立に持っていきたいのは分かるが、カーネイジ側の描写が煩雑で腑に落ちない行動が多々あった。
キャサディのサイコパス具合を表現したかったのかもしれないが、流石についていけず、クライマックスの対決では満足感を得られなかった。
感覚としては「起承転結」の「×承転×」で終わっちゃった感じ。
上映時間97分とコンパクトにまとめてくれるのは有難いが、作品のクオリティを求めるならあと20分キャサディの深掘りをして欲しかった。好きな作品なだけに残念。
逆に評価できるポイントももちろん有り、
・迫力満点のアクション
・エディとヴェノムのやりとり
・ヴェノムがマイク持つシーン(1番好き)
・今後のSSUとしての展開
この辺りが高評価の一因になるだろう。
