TAKーKUN

hisのTAKーKUNのネタバレレビュー・内容・結末

his(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

amazonPrime鑑賞
さすが今泉監督作品だ。音楽も少なくただ淡々と進むが、話的には大きくうねりをみせる。作中に悪い人じゃないんだけど、何かこいつムカつくという人物を必ず一人は入れるのが今泉さんらしい。
ただ「愛がなんだ」や「パンとバスの2度目のハツコイ」よりも低い点数になってしまったのは、全体的に冗長に感じたこと。同性愛、都会を捨ててのスローライフ、親権問題、この3つを平等に描こうとして話が長延びしてる。どれも描きたかったのであれば、せめて手紙と自転車のくだりはいらなかったのではないか。特に最後の1ヶ月後のシークエンスは丸々不要。
そんなにハッピーエンドにしたいかな。誰もが分かる幸せを見せなくても裁判後の渚の涙と二人の抱擁で話は十分締まってると思うんだよな。それが実に惜しい。
TAKーKUN

TAKーKUN