hisのたらこパスタのネタバレレビュー・内容・結末

こういうテーマを扱う時に、
周りの人たちをちょっと悪者にして、本人たちは常に可哀想な立場として描きがちな印象。
たしかに日本の現状ではそれがリアルなのかもしれないけど、さすがに露骨すぎる。
特に、奥さんがわがままを言っているみたいな描き方が凄く癪に障る。
どう考えても人としてだらしないのは渚の方。
奥さんが可哀想すぎる。
そこが引っかかったまま終わってしまった。
猟師のおっちゃんが良い話をした後に鹿を撃つ。
このシーンは何を伝えたかったの？
子どもの無邪気さを使って確信をついたセリフを言わせるのがムゴいなと感じた。
ゲイを告白した主人公に対して、
一人のおばさんが"この年になったら、そんなんどっちでもいいわ"と大きな声で言って、その場が和やかな雰囲気に包まれる。
上手く言えないけど、そういうことじゃない気がする。
いろいろあったけど、とりあえずなんかハッピーエンド！………？
これで良いのか？
…とかいろいろと考えさせられる映画でした。