あーな

hisのあーなのレビュー・感想・評価

his(2020年製作の映画)
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父母が揃ってないと幸せになれないとか、片親だから・同性愛者だから幸せになれないとか、他人が勝手に決めつけんな、という話。それぞれの家族に幸せの形はある。


迅と渚を取り巻く人々の暖かきこと。
いやーーこれが『楽園』のあの村だったら、どうなることか(不謹慎)

偏見と好奇の目にさらされて、辛いこともあるはずだけど、それでも一緒にいたいと思い合い、家族としてゆっくり歩む姿にうるっと。


最初、渚が本当に自己中心が過ぎて、泣きながら迅に許しを乞うところ、(いけ、迅!殴れ!バカやろ!ほだされるな!!)と思ってたけど、あーー受け入れざるを得ない、なんだか、いとおしさも感じた。

でも最後の最後、ちゃんと、謝った。
誰が悪いとかではなくて、でも、あの瞬間に奥さんに頭下げれたのは、渚の強さを感じた。ケジメつけたような。

世界が前より暖かくなる、素晴らしき作品。
あーな

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