誠実に丁寧に作られた作品なのは確かだけど、逆に誠実で丁寧なせいで鑑賞中少し眠くなってしまった。
韓国の情報局のトップが大義のために古くからの同志である大統領を暗殺するまでの話。史実として実際に起きた事件だが、本作で扱う裏話はフィクションの部分も多いのかも。
登場人物達の関係性の深さがあまり伝わってこなかったため、その関係性を断ち切る暗殺という行為にそこまで苦しみや哀しみを感じることができなかった。また暗殺対象のパク大統領が魅力のない人物だったのも残念。アイリッシュマンのアルパチーノとは違いました。
ただそうは言ってもさすが韓国映画で、どこをとっても安っぽい描写はありませんでした。公聴会のシーンとか違和感なかったもん。外国人として出てくる役者達もちゃんとした人を起用してました。
そこそこ面白ったです。