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KCIA 南山の部長たちのshellのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
4.2
ちょっとした笑いも家族愛も一切登場せず、とにかくキム部長の感情の動きを追うことに徹している。結末が分かっていても緊張が続く展開は、権威主義政権と民主化運動をはじめとする混迷の中のさらにその奥で、個々人の思惑が交錯し蠢いていたのだ、というのが感じられて面白かった。
「クァク警護室長」と字幕が出るたびにクァク・ドウォンの顔が浮かんでしまい序盤は混乱したがすぐ慣れた。クァク・ドウォンは「パク部長」であることをまずは頭に叩き込むべき。
あと私はかわいそうな顔のビョンホンが世界で一番かわいい委員会の会長なのですが、今作のかわいそう度は文句なしの100点満点です。
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