フェアにアンフェア

KCIA 南山の部長たちのフェアにアンフェアのレビュー・感想・評価

KCIA 南山の部長たち(2018年製作の映画)
3.5
現在もそうだけど、韓国は戦争中ということになっており、また劇中の時代には米露冷戦の発露になりうる地域でもあって、その環境の中での国家の舵取りは現代的な倫理観では治らないこともあるだろうというのはある。

クーデターによって政権を取っても、その統治機構が不完全なものになりがちなこと、行動指針が属人的なものになることもある。だからことの善悪を簡単には論じられず、保留せざる得ない。

覚悟の決まった人々の動きが良かった。