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シン・ウルトラマンのpeplumのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

シン・ゴジラがウルトラQのところになる時点でもうキマった!好き!と本能で感じた。
怒涛の怪獣紹介アバン、にわかなのでわからなかった。
禍特対メンバーの軽やかな紹介もよかった。現場で指揮権移行してウルトラマン降着。銀色じゃん!!予告赤だったのに!!
噂通りTVシリーズの怪獣を矢継ぎ早に展開して2時間の映画で39話を体感させる仕掛けだった。ネロンガ、いい負けっぷり。ガボラ振り回すのCGでしか出来ん。ザラブでやっぱりニセウルトラマンやったし、浅見を助けるくだりが胸熱。津田健次郎やっぱりいいな。青野武に負けてない。
ナレーションもないし、ヘアッ!とかも言わなかった。
メフィラス胡散臭くてとてもいい。山本耕史がピッタリすぎる。「私の好きな言葉です」これから使っていきたい。巨大化した時も細身でCGならでは。
ゾーフィが助けにくるんじゃなくてゼットン放つのやめて!と思った。「そんなに人間が好きになったのか」を聞けて嬉しい。ゼットンマジで巨大だった。1テラケルビンを挟んで1兆度っていうのが手が込んでる。やらないのかな?と思った変身バンクを大詰めでもってきて興奮した。
ゾーフィの声山寺宏一はすぐに分かったけど、そのあとウルトラマンの声斎藤工じゃないじゃん…でも聞いたことある、高橋一生だ!!って気づけたのは気持ちよかった。
禍特対はみんなよかった。田村の班長らしさ、船縁の軽やかさ、滝の幼さと賢さのバランス、浅見の尻叩き多用はちょっと樋口真嗣感が強いけどやはり東宝の宝が真ん中にいるってのがいい(パンフ読んだらこれは脚本段階からあるシーンらしい)。室長が現場に来てくれるのも嬉しかった。神永も硬質な喋りを見てたら口元がウルトラマンにしか見えなくなった。
赤坂さん!!!あんた赤坂さんだろ!!!なぁ!!!!ってテンション上がりまくった。メガネまで一緒じゃん!!!(でも別役なのかな)
シン・ゴジラに出てた人でいうと自衛隊に國本鐘建さんがいたのは嬉しかった。
横田栄二、大場泰正、小林勝也という文学座3連チャンには笑うしか無かった。利重剛だと思ってたのは山崎一で、それとは別に利重剛いた。白石和彌監督が居酒屋にいて笑った。

庵野さんセレクトの楽曲に詳しくないので燃えるべきところで燃えられなかった。浅見初登場シーンの音楽はシン・ゴジラでもきいたことあった(上陸後の街の点描)。
空想と浪漫、そして友情のキャッチに恥じない前向きで善性な映画だった。
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