oucky

シン・ウルトラマンのouckyのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.5
待ちに待った…、期待も大きく膨らんだ!
しかし、ぶっちゃけ、
「コレジャナイ」感は否めない。
何か、物凄く期待してた分
反動で文句が多くなっちゃう。
でもIMAXで2,500円払ったんだから
それなりに言ってもいいですよね?

うーん、率直な印象は
シンエヴァで例えるなら
「シン•ゴジラ」がエヴァ破
「シン•ウルトマン」がエヴァQって
感じかしら?
正直言うと、結構スカされた感じかなー。

同じモノを作ってもどうかと思うけど
やはり「シン•ゴジラ」のリアル思考の
フォーマットで
「ウルトマン」を観たかった。
しかし、本作は随分と
「俺は何を観させられているのだろう?」
と自問自答を繰り返していた。
何か笑えないコメディを観させられている。

いや、勿論グッとくるシーンも
一杯ありましたよ。

しかし、何かを語ろうとすると
でもね…って言葉が最初に付いちゃう。
何か観てても微妙なシーンが多いんですよ。
っーか、観てても映像的に
「気持ち良くなる瞬間」
が意図的にスカされてる気がする。
「ほーら、
 君たちはこんなシーンを
 望んでたんだろう?」
というシーンが何か無かった。

それと
やはり、コミカルな演出がとても鼻に付く。
そして、役者たちの芝居が物凄く鼻に付く。
特に、西島秀俊が演じる班長の芝居が
途方もなく鼻に付く…。
早見あかりのキャラや、
有岡大貴のキャラも何かクサイ。

早口な専門用語も、かなり聴き取りづらい。
セリフ周りは前作の「シン•ゴジラ」より
何か手を抜かれた印象があるなぁ…。
音声の収録なのか、演技指導なのか、
後処理なのか、かなり微妙。

物語とリンク出来たのはメフィラスが
出た頃からかなー。
「あっ!これって笑っていい奴なんだ」と
そこからは少し肩の力を抜いて観れたかな。

しかし、最初に生まれた違和感は
最後まで尾を引きクライマックスで
それは弾ける。

「うん、ダメな時のエヴァだ!」

SNSでも賛否の意見が
飛び交っているようだが、
僕的には否の方だった…。
この作品は多くの人には勧められない。


でも、ある意味では面白かったですよ
oucky

oucky