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シン・ウルトラマンのNAOZYのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

シン・ウルトラマンを観ました。
56年前の作品を現代の技術でリメイクしたらどうなるか?
庵野さんのリスペクトが相当細かいところまで行き渡っているので、情報を拾って行くのが大変です。
一回観ただけだと分からないところがあったので2日連続で2回観ました。
シン・ゴジラからシン・ウルトラマンに切り替わるタイトルはウルトラQの続編であったウルトラマンをなぞってます。
冒頭に出てくる怪獣はウルトラQに出ていたもので、ゴジラを改造したところまで寄せてます。
ウルトラマンは着ぐるみではなくCGですが、モーションアクターは初代ウルトラマンのスーツアクター古谷敏さんに演技してもらっているので、なるほど所作がそっくりなのは納得です。
庵野さんが学生時代に監督した「帰ってきたウルトラマン」では自らウルトラマンを演じていたから、てっきり庵野さんがウルトラマンのモーションアクターをやるのではないかと思ってました。クレジットのモーションアクターに名前が載ってたので何らかの演技はやってるようですが。
音響面では初代の効果音やBGMも使われていて気分が上がりますね。
ストーリーは基本的に初代のストーリーを踏襲しつつ現代的なアレンジはされてますが、一番引っかかったところはゾーフイですね。ゾフィーじゃないの?と思った人は多いんじゃないでしょうか。
これは当時の怪獣図鑑で誤って掲載されていたものを庵野さんが間違った名前と設定ごと採用しているようです。
なので後半の展開が初代のストーリーとは変わっていてゼットンも怪獣というより使徒みたいな感じになっちゃってます。
それはそれでサプライズとして楽しめたから良いと思います。
次はシン・ウルトラセブンですかね?
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