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シン・ウルトラマンのmrpinkのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.0
昭和の怪獣映画の顔しているのに、見てみたら人間ドラマが滅法面白く、怪獣襲来という厄災にメタファー入れ、また日本社会への皮肉と悲哀を利かせていた傑作「シン・ゴジラ」。

本作の鑑賞動機は、その「シン」ブランドの指名買いに他ならず、どうしたって比べてしまう。スタート地点のハードルがめっちゃ高いのだ。

怪獣の出現に慣れっこになってしまう日本国民の姿はコロナ禍のメタファーなのかもしれないが、気持ちを寄せたくなるはずのランドー・ヤグチはおらず、群像劇の高揚感もない。無念である。
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