まさやん

シン・ウルトラマンのまさやんのレビュー・感想・評価

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
4.5
庵野秀明にとってエヴァンゲリオンの目的が「ウルトラマンに科学的・政治的背景を加え現実味を醸し出す」ことだとするなら、本作は庵野秀明が描きたかったものをストレートに描き出した脚本であり、脚本家庵野秀明の作品としては集大成だと言えると思う(監督として、はまた別の話)。人類の上位存在とのエンカウントとそれに伴う政治的駆け引きの描写は「幼年期の終わり」っぽいところがあるな〜と思いました。思い返すと過去作もそういうところあったな。

まあしかし炎上してるのは残念だけど仕方ない気はする。普通に面白かったので許せたけど気になる人は気になって仕方ないだろうな。僕もちょっとオイオイ…となった。ただアレ以外の描写だったとして、本作は同等に魅力的だったか?と問われるとなんとも言えない。表現って難しいですね。
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