リッジスカイウォーカー

シン・ウルトラマンのリッジスカイウォーカーのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高しかない。



まさかのウルトラマンリブート。

しかも庵野さんが絡む。


このニュースを知った時から絶対に観に行くと決めていて、ようやくその時がきた!


のっけから濃厚な庵野臭にほくそ笑み。

漢字だらけの長文がすごいスピードで切り替わっていくw もう絶対読ませる気ないww 必死で読んだけど。
パンフの1ページ目に全文書いてあったのは笑いましたw


ここからはネタバレ全開しますので、観てない方は読まないでください。



全編セリフの応酬なのは、シン・ゴジラのそれを踏襲していて、ここでもニヤニヤが止まらない。

シン・エヴァのプロフェッショナルでも言っていたけど、庵野さんはやはりアングルにこだわってる。本作でも普通の映画では観られないショットがいくつもあり、場面場面が観てて楽しい。

椅子の隙間から俳優の顔を抜くとか多様されてましたが、そういうところ。


いろんなところにカメラを固定し、俳優さんに何度も何度も同じ演技をしてもらったそうです。


そうこうしているうちに禍威獣(カイジュウ)が出現。「怪獣」じゃないところにまたほくそ笑み。
(また「科特隊」じゃなく「禍特対」なのもニヤけポイント)これがまたウルトラマンの原点を彷彿とさせる着ぐるみ感があり、素晴らしい。

しかももうお顔は完全に使徒な造形。

ピンチにいきなりウルトラマン登場。
なんでかわからないが全身銀色。
銀色の巨人と言われていて、なんかカッコいい。

このシーンのスペシウム光線の撃ち方がもう最高で、右手を構え、左腕を真横に伸ばしてためてからの、お決まりポーズ!!

放たれる光線!!
しかもこれもまたオリジナルのデザインが踏襲されていて、古臭さが良い!!

しかし破壊力がダンチ!!
ズドドドーン!!と山を破壊していく描写に呆気に取られた。からの高揚感!!ふおおおお!!
つ、つえええええ!!

冒頭多分10分くらいだと思うんですが、もうこの時点で最高。
俺の心を鷲掴み。


なんでこんなに興奮してるかと言うとですね。
もう幼少期はめちゃくちゃにウルトラマンが好きでして、ソフビでウルトラマンファミリー全部持ってました。

ソフビで怪獣と戦わせて、毎日のようにウルトラ大百科を読み漁る日々。


いわゆる電車好きの子どもがめちゃくちゃ知識高めるのと同じ要領で、僕はウルトラマンの虜になっていたのです。


だからもう演出全てが最高なんです。
なんでって、もうこれがウルトラマンだからです!!
ウルトラマンに期待してるものがすべて詰まっているからです!!!
さぁっ!この後もこのテンションで行きますよ!


ザラブの後ろ側がないペラペラ感がすごい。
にせウルトラマンの話になって、この辺からもしかしてオリジナルのストーリーを庵野解釈し出してる??と気づき、さらにほくそ笑み爆増。


続いてメフィラス。

長澤まさみがまさかの巨大化にもう堪えきれず一人爆笑。
もうアカン。
あれ笑わない人いるの??
劇場内で声出さないのに必死だったわ。

オリジナルエピソードにもあるのかな?(ウルトラマン放映時は生まれてないので、ウルトラ大百科などで得た断片的な知識しかありません)
とにかく全く予想してなかったので、ツボに入りました。

完全にガリバー旅行記になってるし、あかんやろwズルいわww

でもこのエピソードでウルトラマンはなぜ巨大化できるのか?に正面から向き合っており、笑いを入れつつも謎に迫る脚本に脱帽。



そしてまたメフィラス星人の人間状態を山本耕史さんがやられていて、これがハマり役で最高なんです。

「私の好きな言葉です」は完全に今年の流行語大賞決定ですw


今Twitter でもシン・ウルトラマンの話題たくさん投稿されていますが、観た方たちがうまーくそのセリフをツイートに混ぜ込んできて、読む度にニヤニヤが止まりません!!


昨日はなんと場面に出てきた居酒屋さんがツイートしていて大盛り上がり!!
もう絶対行きますわ。

「大将、おあいそ」って言いたい!
言いたいぞ!!

もうシン・ウルトラマンファンの聖地決定です!!


メフィラス(ザラブもだけど)との戦いも興奮の坩堝。
テレビシリーズでは出し惜しみしていた必殺技もバンバン使ってくれます。

スペシウム!!
八つ裂き光輪!!

はぁ。。もう溜息出るほどイイ。


カラータイマーがないことによる恩恵がココで活きます。
テレビシリーズは大人の都合上でつけられたカラータイマーにより、ピンチにならないと必殺技結構使わないっていうお約束があり。。

でもシンは違う。


エネルギーを消費してきたら、ウルトラマンの色が赤から緑、青になっていくという、エネルギーの残量が非常にわかりやすい親切設計w


そんなこんなでメフィラスのお話が終わり…この後はどうなるのかなと思ってたら、ん??あのシルエットは??!もしかして!!?


ゾフィー!!
まさかぁあああ!!
ゾフィーきたぁああああ!!


この時点でテンションMAX!!

なんか本来はゾーフィらしいですね。
僕の知識ではゾフィーなんですが。


そしてM78星雲だとずっと思ってたのに、ホントはM87星雲だった!!っていうのも、本作で知りましたよ。(台本間違えちゃったらしいですw)

だから米津玄師の曲のタイトルがM八七なのね。

そしてゾフィーがついにあの名前をついて出す。






ゼットン




この時点で、もう座席からケツ浮くぐらい前のめりになりました。

ゼットン…だと??
ゼットン出すのかよーーー!!
ああああああああ!!

これは、あの!!ラストに繋がる!?!


もう映画観ながら期待度もMAX!


そして出てきたゼットンの造形に仰け反り。


か、怪獣じゃねえ…


兵器じゃん!!



この解釈!!
やばい!!


その時を迎えるためどんどん変形していくゼットン。


ゼットンを破壊するため、ウルトラマンはあの手この手の必殺技を繰り出しますが、何も効かない。


テレビシリーズの絶望をしっかりと描いてくれてる。

そこからどうラストに持っていくか。

ウルトラマンだけでなんとかしない形にしたのは非常に好感が持てました。

PSVR使った英語の会議のシーンは意味わかんなかったけどww(英語の発音、とてもがんばったようです)



ウルトラマンがなぜ人間に肩入れするのか、そこにもしっかりと庵野解釈をぶち込み、大団円。


そんなに人間が好きになったのか、ウルトラマン。


ぶはぁ…



いやー、えらいもん見ちまったぜ。
令和だよ?


令和にこんなにウルトラマンで盛り上がれる日が来るなんて!!

僕と同じように幼少期にウルトラマンに熱狂した人はもう大満足ではないでしょうか?


絶対に庵野さんしか作れない。
庵野さんだからこそ裏切らないウルトラマンがココにはありました。

変身をする時、ウルトラマンの手が包み込む!とか(胸熱シーン)!
過去のシーンやオマージュを挟み込んできたりとか!


庵野さんへの信頼度がさらに高まりました。


こんなん次のシン・仮面ライダーもやばすぎるでしょ。
しかも今度は監督ですからね!!



興奮冷めやらずパンフを隅々まで読んでたら、なんと、ウルトラサブスクなるものがあり、5/31まで無料じゃあないですか!!


光の速さで加入し、今テレビシリーズのウルトラマンをちゃんと見始めてます。
楽しい!!楽しすぎる。


そんなにウルトラマンが好きだったのか、リッジ・スカイウォーカー。


ゾフィーのセリフが反芻されますねw


しかも7/7からウルトラマンの体験型イベントが始まるなんていうニュースが飛び込んできました!!

こりゃしばらくウルトラマン熱は冷めなそうです。


仮面ライダー終わったら、シン・帰ってきたウルトラマン撮ってほしいなぁ。
セブンでもいいよ。


久々に円盤欲しくなってきたわぁ。
何度も何度も堪能したいッッ!!

ちょっとFilmarks のベストムービーの順位変えるかな。。