T3K3

シン・ウルトラマンのT3K3のネタバレレビュー・内容・結末

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2D/日本語


1年の延期を経て、きたぞわれらのウルトラマン。

小さい頃リアタイしてたシリーズより好きかもしれないぐらい好きな初代マン。2019年の製作決定ニュースから楽しみにし続け、我慢できず初日の夜に劇場へ駆け込みました。

米津玄師が歌い出したあたりでの正直な気持ちは「う〜〜〜〜〜〜ん…」。

「ウルトラマンで『シン・ゴジラ』をやる」とは端から考えてなかったものの、もっと「ウルトラマンとは」みたいなとこにフォーカスを合わせた映画になるとばかり思ってた。

オタクがやりたいことやってただけだったね。気楽に構えればよかった。

〈良かったとこ〉
・「ウルトラQ→ウルトラマン」が「シン・ゴジラ→シン・ウルトラマン」!オタクがみんな考えてたやつ!
・禍特対の前日譚としての高速ウルトラQ再現パート。ずっと見れるしウルトラマン全話もあのノリで見てみたい。
・浅見「美しい…」←わかる
・斎藤工が人間の姿でもしっかりウルトラマン。
・数々の小ネタ。にせウルトラマンの顔にチョップして痛がるとこ完全再現すぎて声出して笑った。
・滝のイデ隊員並みに葛藤を抱えたキャラ。

〈こっから文句〉
・禍特対との絆も浅見からの恋愛感情(そもそも要らん)も過程がなさすぎて全く感情移入できない。
・各禍威獣・外星人のエピソードも上手くリンクさせた感じ出してるけど無理やり繋げた総集編にしか感じない。
・浅見周りの演出が全部酷くてキツいなんてもんじゃない。そもそもアニメでもギリだったのを実写ですんな。
・終盤の世界が協力する展開、描写のせいでビックリするほどアガらない。
・「ウルトラマンの歌」聴きたかったな。

〈そんで妄想〉
・最後マルチバースに飛ばされたから「実写特撮でシン・ウルトラマンをやる」のかと思った。シンエヴァみたいな。

結局ぼくにとってはカラータイマーがあってヘアァッって声出す慣れ親しんだウルトラマンこそが「シン・ウルトラマン」だなって。絶賛はできないけど邦画の未来のためにヒットはしてほしい。
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